綴化=てっか=せっか

初心者を悩ます植物界の専門用語

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「綴化」

 

先ず、読めない。

 

google先生のお導きにより「てっか」と知る。

 

が、しかし、サボテン業界ではこれを「せっか」と読む。

 

さてさて困った。

「せっか」と言う言葉は「石化」と言う別の言葉として存在するのだ。

ここで言葉と意味を今一度google先生にお導きしてもらう。

 

・綴化、石化=「帯化」

もともと植物の茎頂にある生長点に突然変異が起こり、垂直に伸びたり、帯状に成長する外見的な変形がみられる現象や個体のこと。

 

・綴化=成長点が線状に連なる現象。


・石化=獅子化とも言って、成長点が通常は発生しない場所などに多数生じる現象。

 

どちらも成長点の異常による奇形であるのは同じようだが、その成長点の出方によって名称が分類されるようだ。

 

しかし、「綴化」を「せっか」と読むのは何故なのだろうか。

更なる答えを求めるべく、google先生に教えを乞うと、意外な答えに辿り着いたのだ。

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「綴化をセッカと何故読むの?」

 

 

 

「間違えを、直す人がいなかったから。」

 

 

NHKでやってる5歳の女の子の番組のような答えが出た。

 

 

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「綴化」は正式には「てっか」と読むのだが、昔々の誰かさんが「せっか」と読み、後の人もその間違いに気付いていながら訂正しないまま現在に至るのだそうだ。

昭和の初期には既にサボテン界では「せっか」と言う読み方が定着していたらしい。

間違いを正そうと「つづれか」と読ます動きもあったそうだが、結局浸透せず、現代まで「せっか」と読ますのが定着しているそうだ。

 

うーむ、

なんて人間くさい理由なんだ。

なんだかニヤッとしてしまった。

なにか特別な意味がある訳ではない。

 

ただ、直す人が居なかった。

 

いいね〜。

なんか人間的な理由の歴史があっていいじゃないか。

 

自分も先人の人達を見習い

「せっか」

と読むとしよう。